ホームページを作るとき、意外と手が止まってしまうのが「プロフィール」ではないでしょうか。
「名前と経歴を書けばいいのかな?」
「資格や実績って、どこまで載せたらいいんだろう?」
「自分のことを長々と書いても、読んでもらえるのかな……」
他の人のホームページを参考にしてみたものの、ますます何を書けばいいのか分からなくなってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
特に、ピアノ教室やサロン、コーチ、コンサルタント、講師など、「誰からサービスを受けるか」が大切な仕事では、プロフィールはとても重要なページになります。
とはいえ、立派な経歴をたくさん並べればいいわけではありません。
プロフィールを書くときに、まず考えると良いのが、「なぜ私は今、この活動をしている?」ということです。
この記事では、あなたの考え方や人柄まで伝わる、ホームページのプロフィールの書き方を紹介します。
ホームページのプロフィールは何のためにある?
プロフィールというと、自己紹介を書くイメージが強いかもしれません。
でも、それだけではなく、読んだ相手に「この人なら安心してお願いできそう」と思ってもらうためのページでもあります。
たとえば、「お子さんのためにピアノ教室を探しているお母さん」を想像してみてください。
先生の出身大学や保有資格、指導歴だけでなく、
「どんな先生なんだろう?」
「うちの子にも優しく教えてくれるかな?」
「どんなことを大切にレッスンしているんだろう?」
といったことも、きっと気になりますよね。
特に、同じようなサービスを提供している人がたくさんいる場合、サービス内容や料金だけでは違いが分からないこともあります。
そんなときに「この人にお願いしたい」と思う理由のひとつになるのが、その人自身の経験や考え方です。
つまり、ホームページのプロフィールは、
「私はこんな人です」と伝えるだけではなく、「私はこんな考えで、あなたと関わります」と伝える場所になります。
経歴を並べるより「過去の自分→転機→今の自分」で書いてみよう
プロフィールを書く時におすすめしたいのが、「過去の自分 → 転機 → 今の自分」という順番で考える方法です。
そして、この3つをつなぐのが、「なぜ私は今、この活動をしている?」という軸です。
プロフィールを書く時に大切なのは、すべての経歴を紹介することではありません。
今の仕事につながっている経験を選び、その時に何を感じて現在の活動につながったのかを伝えること。
こんなふうに考えてみると、自分ではバラバラだと思っていた経験が、一本の線につながっていきます。
STEP1:過去の自分|今につながる原点を探す
まずは、今の仕事を始める前の自分を振り返ってみましょう。
- どんな経験をしていた?
- どんなことが楽しかった?
- どんなことで悩んでいた?
- どんなことに違和感を感じていた?
ここで大切なのは、ドラマチックなエピソードを探すことではありません。
今の活動につながっている経験であれば、小さな出来事でも大丈夫です。
たとえばピアノ講師なら、
「子どもの頃からピアノを習っていたけれど、間違えるのが怖くて、だんだん練習が苦しくなってしまった」
という経験も、今につながる原点になります。
一見するとネガティブな経験も、「ピアノは好きだけど、練習は嫌い」と感じている子どもの気持ちを理解することにつながっているかもしれません。
まずは、過去の経験を振り返ってみてくださいね。
STEP2:転機|考え方が変わった出来事を思い出す
次に考えるのが「転機」です。
- 人との出会い
- 仕事での失敗
- 子育てや会社員時代の経験
- 資格の勉強
など。
転機は、ひとつに絞らなくても大丈夫です。
大切なのは、出来事そのものより、
「その出来事によって、自分の考え方がどう変わったのか」
ということです。
ピアノ講師なら、
「ある先生との出会いで、間違えずに弾くことより、自分で音楽を表現する楽しさを教えてもらった」
という出来事が転機になるかもしれません。
すると、「間違えないことが大切だと思っていた」という過去の自分から、「上手に弾くことだけではなく、音楽を楽しむことも大切なんだ」という現在につながる気づきや考え方が見えてきます。
転機が2つ、3つある場合も同じです。
その経験を通して何を感じ、考え方がどう変わったのか。
そこを拾っていくと、今の仕事につながる道筋が少しずつ見えてきます。
STEP3:今の自分|だから現在、何をしているのか
最後に、今の活動へ戻ってきます。
過去にこんな経験があって、ある出来事をきっかけに、こんなことに気づいた。
だから今、こういう人のために、こういうサービスを提供している。
ここまでつながると、「なぜこの人が、このサービスを提供しているのか」が見えてきます。
先ほどのピアノ講師なら、
「自分自身が、間違えることを怖がってピアノを楽しめなくなった経験がある。だから今は、上手に弾くことだけを目指すのではなく、子ども自身が音楽を楽しめるレッスンを大切にしている」
というようにつながります。
そのうえで、
「音楽大学を卒業した」
「ピアノ教室で10年間勤務した」
「これまで200名以上の生徒を指導してきた」
といった経歴や実績を、必要に応じて加えていきます。
「なぜ今この活動をしているのか」を伝えるために経歴を使うと、プロフィールの印象はずいぶん変わります。
「過去の自分→転機→今の自分」でプロフィールを書く3つのメリット
「過去の自分→転機→今の自分」と整理すると、経歴を並べるだけでは伝わりにくい、その人にしかない考え方や今の仕事とのつながりが見えやすくなります。
ここでは、この書き方のメリットを3つ紹介します。
1.経歴や経験が「今の仕事をしている理由」につながる
経歴を時系列に並べるだけだと、「何をしてきた人なのか」は分かっても、「なぜ今この仕事をしているのか」までは伝わりにくいことがあります。
一方で「過去→転機→今」の順番で整理すると、
「こんな経験をした → こんなことに気づいた → だから今、この仕事をしている」
というつながりが生まれます。
すると、これまでの経験や経歴も、単なる情報ではなく、今のサービスや考え方を裏付けるものになります。
2.あなたらしさが伝わり、「この人にお願いしたい」につながる
同じ資格を持っていたり、似たサービスを提供していたりする人は、ほかにもいるかもしれません。
でも、そこに至るまでの経験や、何をきっかけに今の考え方になったのかは、お一人おひとり違います。
たとえば同じピアノ講師でも、
「正しく弾くことに苦しんだ経験があるから、音楽を楽しむことを大切にしている」
という背景が分かれば、その考え方に共感するお客様もいるはずです。
経験そのものが特別なのではなく、その経験から何を感じ、今の仕事にどうつながっているのかに、その人らしさが表れます。
3.お客様に「自分のことを分かってくれそう」と感じてもらえる
過去の経験は、自分について伝えるためだけに書くものではありません。
自分が過去に感じていた悩みや迷いが、今のお客様が抱えている悩みと重なることもあります。
たとえば、自分自身がピアノの練習を苦痛に感じていた経験があれば、同じように悩んでいる子どもや保護者の気持ちにも寄り添いやすいでしょう。
その背景がプロフィールから伝わることで、
「この先生なら、うちの子のことも分かってくれそう」
という安心感につながります。
ホームページのプロフィールに入れておきたい7つの項目
「過去の自分→転機→今の自分」という流れができたら、最後に必要な情報が入っているか確認してみましょう。
プロフィールに入れておきたい基本的な項目は、次の7つです。
1.名前・肩書き
誰なのか、何をしている人なのかを分かりやすく伝えます。
2.提供しているサービス
誰に、どんなサービスを提供しているのかを書きます。
3.経験・経歴
今の仕事につながっている経験を中心に紹介します。
4.実績・資格
経験年数や資格、実績など、安心材料になる情報を加えます。
5.今の仕事を始めた理由
「なぜ今この活動をしているのか」を伝えます。
6.仕事で大切にしていること
サービスを提供するときに大切にしている考え方を書きます。
7.お客様へのメッセージ
最後に、読んでくれた方への一言や、次の行動につながる言葉を添えます。
すべてを長く書く必要はありません。
大切なのは、7項目を埋めることではなく、読んだ人が「どんな人なのか」「なぜこの仕事をしているのか」「自分に何をしてくれるのか」を理解できることです。
まとめ|プロフィールは「あなたをすごく見せる文章」ではありません
ホームページのプロフィールを書くとき、
「もっと立派な経歴を書かないと」
「何かすごい実績を載せないと」
と思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、お客様が知りたいのは、あなたがどれほどすごい人なのかだけではありません。
「この人は私のことを分かってくれそう」
「この人なら安心して相談できそう」
そう感じられる情報も探しています。
だからこそ、経歴を履歴書のように並べるだけではなく、
「過去の自分 → 転機 → 今の自分」
という順番で、「なぜ今この活動をしているのか」を一度考えてみてください。
- 過去に経験したこと
- そこで感じたこと
- 考え方が変わったきっかけ
- 今どんな人のために、どんな仕事をしているのか
順番に振り返っていくと、今までバラバラに見えていた経験が一本の線につながり、あなたらしいプロフィールが見えてくるはずです。
最後に
もし、
「自分のサービスの良さは分かっているけれど、ホームページでどう伝えればいいか分からない」
「サービスが増えてきて、一度きちんと整理したい」
「InstagramやLINEは使っているけれど、ホームページとどうつなげればいいか分からない」
という状態なら、プロフィールだけではなく、ホームページ全体を見直すタイミングなのかもしれません。
私はホームページ制作の際、デザインだけを作るのではなく、お話を伺いながら、サービスの魅力や強み、「なぜこの仕事をしているのか」という部分から一緒に整理しています。
「まだ何を書けばいいか決まっていない」という段階でも大丈夫です。
あなたの中にすでにある経験や想いを整理して、お客様にきちんと届くホームページにしていきましょう。
Story LPでは、マーケティングや集客導線の視点を取り入れ、目的に合わせたホームページ制作を行っています。
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